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成果を上げる5つの習慣的な能力 P・F・ドラッカー

石﨑 則夫 さんが4年以上前に追加

成果をあげる人は、能力、関心、知識、気性、性格、仕事の方法において多様である。
あらゆることにおいて千差万別である。

共通点は、行なうべきことを行なっているだけである。
成果をあげるために身につけておくべき習慣的な能力は五つある。

  1. 時間を管理する。自分の時聞が何にとられているかを知ることである。残されたわずかな時間を体系的に管理することである。
  2. 貢献に焦点を当てる。外の世界に対する貢献に焦点を合わせることである。
  3. 強みを生かす。強みを基盤にすることである。
  4. 重要な事に集中する。優れた仕事が際立った成果をあげる領域に力を集中することである。優先順位を守るよう自らを強制することである。
  5. 成果をあげるよう意思決定を行なうことである。

これらは、つまるところ習慣の問題である。
いかに聡明、勤勉、創造的、博識であろうと、これら五つの習慣的な能力に欠けるならば成果をあげることはできない。


返答 (29)

RE: 成果を上げる5つの習慣的な能力 P・F・ドラッカー - 石﨑 則夫 さんが4年以上前に追加

成果を上げる五つの能力
  1. 自らの 時間 を知り、
  2. 貢献 に焦点をあわせ、
  3. 成果が出るところに、 強み を一点 集中 する.
  4. 成果を出そうと 意思決定 する。

重要なのは、 強み時間 。人が持っているのはこの二つのみ。
貢献、集中、意思決定はある意味では方法論、一つの技術的要素に過ぎない。
本質は、 強み時間 。これらの使い方によって人生は変わる。

月刊「到知」2019.9月号。アドラーとドラッカーに学ぶ人間学より。

RE: 成果を上げる5つの習慣的な能力 P・F・ドラッカー - 石﨑 則夫 さんが4年以上前に追加

アドラーは、共感について以下と定義している。
相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じる

大事なことは、クライアントの
  • 目で見るとどう見えるのか?
  • 耳で聞くとどう聞こえるのか?
  • 心で感じるとどう感じるだろうか?

月刊「到知」2019.9月号。アドラーとドラッカーに学ぶ人間学より。

仕事と人生に生かすドラッカーの教え - 石﨑 則夫 さんが4年以上前に追加

ミッションとリーダーシップは、読んだり聞いたりするものだけのものではない。実践するものである。

  • 情報は、行動を通じた実践により自分の知識や能力になる。
  • 自分の組織の存在意義は何なのか?
  • 時を告げるのではなく、時計をつくる。
  • リーダーシップの素地として、行動と責任についての厳格な原則、高い成果の基準、人と仕事に対する敬意を、日常の仕事に於いて確認するという組織の文化に勝るものはない。
  • リーダーシップとは、ミッションを追及し、社会の役割を果たそうとする姿勢のこと。
  • リーダーシップとは、人の視線を高め、成果の基準を上げ、通常の制約を超えさせるものである。
  • リーダーをつくりあげるものは仕事である。リーダーとは仕事を通じて自らをつくりあげるものである。
  • リーダーとは、成果に焦点をあわせ「なされるべきことは何か」を問うことで自らをつくりあげた人のことである。
  • リーダーは、1)腹を括ること。2)優先順位を考える事。何故なら、資源は有限だから。
  • いつも「われわれ」と考え、チームを考える。彼らは、自分の仕事がチームを機能させることだということを知っている。責任を引き受け、逃げることをしない。

第11回仕事と人生に生かすドラッカーの教え 到知2020-1 - 石﨑 則夫 さんが4年以上前に追加

「真摯さ」= Integrity
  • 人事に於いて、断固、人格的な真摯さを評価することである。何故ならば、リーダーシップが発揮されるのは、人格に於いてだからである。多くの人の模範となり、真似されるのも人格に於いてだからである。
  • 真摯さの有無は「彼の下で自分の子供を働かせたいと思うか」という問いで判断出来る。
真摯さの欠如を示す典型例
  1. 人の強みよりも弱みに目を向ける者
  2. 何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を持つ者
  3. 自らの仕事に高い基準を設定しない者
  4. 実践家では無く評論家

マネジメントとは、規範となることによって行うものである。
経営管理者であるということは、親であり教師であるということに近い。そのような場合、仕事上の真摯さだけでは十分では無い。人間としての真摯さこそ、決定的に重要である。
Integrityは誠実とも訳される。誠実は、古来聖賢が最も大事にしてきた最高の徳目です。徳は天性では無く、修養の中で醸成されるもの。一人ひとりが心を磨き、性格を練りあげ、人格を向上させることです。

學問の要訣は、「徳性を涵養し、気質を変化す」。呂新吾

第13回仕事と人生に生かすドラッカーの教え 到知2020-3 - 石﨑 則夫 さんが約4年前に追加

  • バランスをとるのではなく、調和を目指す
  • バランスと調和は似て非なる概念である。
    • 前者は、得失や長期・短期など対立するものの均衡を図ること。後者は、両者共通の利益を見出し、共に実現すること。
  • 共通の利益を見つけ出すことで対立を打破することができる。
  • 現代社会は、二つのニーズ、すなわち個人からの貢献を得るという組織のニーズと、自らの目的の達成の為の道具として組織を使うという個人のニーズを調和させることが出来る。
  • 我々は、組織をもって 自己実現成長の機会 とすることを当然のこととしなければならない。
  • 反対異見を聞くことは、視座を高め、長期的・多面的・根本的に考えるために必須のプロセスである。
  • 異質のものが現状を打破する。
  • 組織の文化とは、仲良くやっていくことではない。大切なことは、仲の良さではなく、仕事ぶりのよさである。

第15回仕事と人生に生かすドラッカーの教え 到知2020-5 - 石﨑 則夫 さんがほぼ4年前に追加

それらの経験が私に教えたものは、第一に、マネジメントには基本とすべきもの、原則とすべきものがあるとういことだった。

論理の裏付けのない経験はおしゃべりであり、経験の裏付けのない論理は屁理屈にすぎない。
マネジメントには、自らの組織をして社会に貢献させるうえでの三つの役割がある。
  1. 自らの組織に特有の目的とミッションを果たす。
  2. 仕事を生産的なものとし、働く人たちに成果をあげさせる。
  3. 自らが社会に与えるインパクトを処理するとともに、社会的な貢献を行う。

第16回仕事と人生に生かすドラッカーの教え 到知2020-6 - 石﨑 則夫 さんがほぼ4年前に追加

変化の激しい時代においては、
継続しているものとそうでないものを
見分けることが重要です。

そこで観るべきものは、
トレンドではなくシフトです。

前者は、過去の活動によって
もたらされる量的な変化です。

一方シフトとは、質的に新しい、
後戻りしない重大な変化のことです。

たとえば、二一世紀に中国が
グローバル経済に組み込まれ世界の貿易は
量的に拡大してきたが、
質的な変化が起こる新しい局面に入ったかもしれないと
アンテナを立てることを「知覚」といいます。

       * *

質的変化を見つけ、その意味を問う

「重要なことは、『すでに起こった未来』を
  確認することである。

  すでに起こってしまい、もはやもとに戻ることのない変化、
 しかも重大な影響力をもつことになる変化でありながら、
 まだ一般には認識されていない変化を知覚し、
 かつ分析することである」

『すでに起こった未来』 ドラッカー

       * *

質的な変化には過去がありません。

したがって過去のデータを基に
量的に分析する手法は役に立ちません。

質の変化は「知覚」という方法を用い、
得られた情報を分析することによって得られます。

ドラッカーは『断絶の時代』(一九六九)を著し、
その書の目的を明らかにしました。

「本書は、定量的ならざるもの、
 質的なもの、構造的なもの、
 そして認識、意味、価値、機会、優先順位を見ていく」

今回のコロナ禍は、隠れている断層を
露わにしつつあります。

世の中の「断絶」を観るポイントは、
今起こっていることの意味や価値を問うことです。
ドラッカーが知覚のあとに分析せよといったのは、
このことです。

先の例では、コロナ禍のあとにくる
シフトの意味や価値を問うことです。

マスクはウイルスと戦うための武器との
認識の変化が起こり、
単なる衛生品が国防品に意味を変え、
価格よりも安全に価値を置くことになるかもしれません。

そうなれば国内生産に回帰する動きが
出てくることも考えられます。

やがて感染症に対する治療薬ができれば
今回の災禍は収束します。

その時、今回露わになった様々な
「すでに起こった未来」や「新しい現実」は
また観えにくくなります。

今私たちが行うべきことは、シフトを見逃さず、
その変化の意味を問うことです。

易経に曰く「窮まれば変ず、変ずれば通ず。通ずれば久し」。変化を機会に変える

「明日の大学もまた、学生が通う場所ではなく、情報を伝送する知識センターとなる」『新しい現実』
30年以上前にドラッガーが予見したことが眼前で急速に起こりつつあります。
コロナ禍による臨時休校に伴う教育環境の彼我の差、今回如実に表面化しました。

続きはPDFにて>>>

易の三義(変易、不易、簡易) は、こちら>>>

第19回 自らをマネジメントするということは、一つの革命である 致知2020-9 - 石﨑 則夫 さんが3年以上前に追加

  • 動いているとわかりにくい変化も、止まることで良く観えるようになる。大學の「止まるを知りて后(のち)に定まる有り 」を頭に浮かべる。
  • 社会人として大切なものは「道徳」「習慣」「知識」「技術」である by 伊與田覚先生。
    道徳と習慣 人間学
    知識と技術 時務学
  • 『物に本末あり、事に終始あり。先後するところを知れば、則ち道に近し。』(大學) 人間学が基本であり、時務学がその先にあるものである。本末転倒、先後逆順とならぬよう。
  • 私たちは、自らをマネジメントするとことの重要性をテレワークという体験を通して再確認しました。その際に必要な自律性は、人間学によって磨かれます。
  • 『至善(しぜん)に止(とど)まる』(大學)とある。善悪の基準は、天のルールに従う絶対的な善、「至善」を基準に自律的に判断できるようになることが大切である。
人間を磨く_致知2020-9.pdf (273 KB) 人間を磨く_致知2020-9.pdf 第19回 自らをマネジメントするということは、一つの革命である 致知 2020-9

第20回 現代社会では一人ひとりの人間が、コミュニティの中で、かつコミュニティの為に、自らイノベーションを行い、貢献していくという市民性なるものの回復の重要性が増大しています。 - 石﨑 則夫 さんが3年以上前に追加

コミュニティ解体の歴史は、250年ほど前、西洋では産業革命によって工場ができ、これにより地縁や血縁といった伝統的コミュニティの解体が始まった。
日本の産業化の進展によって地域コミュニティの解体を招き、今日に至っている。

働く人が幸せと感じる7つの因子
  1. 自己成長
  2. リフレッシュ
  3. チームワーク
  4. 役割認識
  5. 他者承認
  6. 他者貢献
  7. 自己裁量

木鶏会を実施し、美点凝視の習慣をつけ、他者承認力を高め、自己成長を実感する場とすることで働く人が幸せと感じる仕組みを作る事。

第21回 私たちが直面している挑戦は、知識を再び人格形成のためのものにすることです。道具としての知識を超える事です。 - 石﨑 則夫 さんが3年以上前に追加

  • 米国に於いてはキリスト教の、日本に於いては神仏儒の伝統的な考え方に基づいた誠意、謙虚、誠実などの徳目が教本を通して広がりました。しかし今やこれらは、「道具としての知識」に覆い隠され、忘れ去られようとしています。
  • 資本主義がしくじったのは、経済人を社会の理想としたことにおいてだった。
  • 人事に於いて、断固、人格的な真摯さを評価することである。何故ならば、リーダーシップが発揮されるのは、人格に於いてだからである。
  • 夫々が属している職場や地域コミュニティなどで懸命に役割を果たすことです。その為には個性の発揮の基盤としての人格を陶冶することを怠ってはならないことを先人は教えています。

ドラッカー7つの教訓 - 石﨑 則夫 さんが3年以上前に追加

一、目標とビジョンをもって行動する。

二、常にベストを尽くす。「神々が見ている」と考える。

三、一時に一つのことに集中する。

四、定期的に検証と反省を行い、計画を立てる。

五、新しい仕事が要求するものを考える。 

六、仕事で挙げるべき成果を書き留めておき、 実際の結果をフィードバックする。

七、「何をもって憶えられたいか」を考える。

上田惇生(ものつくり大学教授)

第22回 社会の問題を解決を事業上の機会に転換することによって自らの利益とすることこそ企業の機能であり、企業以外の組織の機能である。 - 石﨑 則夫 さんが3年以上前に追加

  • 利益は目的ではなく存続の条件である。
  • 『真正の利殖は仁義道徳に基づかなければ、決して永続するものでは無い。』論語と算盤
  • 社会を変えるのは、私たち自身である。
  • 自ら未来を発生させることである。
  • 一隅を支えるの気概を新たに、試練を乗り越えましょう。

第24回 われわれは、組織をもって自己実現と成長の機会とすることを当然のこととしなければならない。 - 石﨑 則夫 さんが約3年前に追加

  • われわは、組織が一人一人の人間に対して位置と役割を与えることを当然のこととしなければならない。同時に、組織をもって自己実現と成長の機会とすることを当然のこととしなければならない。
  • 運命をひらく4つの条件
    • 「心のコップ」を立てること
    • 「決意」して持続すること
    • 「敬するもの」を持つこと
    • 「縁」を大事にすること
  • 人の成長の為に働かない限り、自ら成長することはない。

第25回 我々にできることは何もありません。「問題を解決しようとしないで、それを切り抜けなさい」です。 - 石﨑 則夫 さんが約3年前に追加

  • 題名は、17世紀の哲学者、バールーフ・デ・スピノザ の言葉です。
    • 苦境を何とか切り抜け、今できることに集中せよというメッセージです。
  • 事業とは、市場において知識という資源を経済価値に転換するプロセスである。
  • 事業から顧客が価値ありと感じるものを生み出す。
  • これからは、特に秀でた才能もない普通の人たちが、自らをマネジメントしなければならない。
  • リーダーシップが発揮されるのは、人格に於いてだからである。多くの人の規範となり、まねされるのも人格においてだからである。
  • 人格の陶冶が一層求められる時代が到来しています。
第25回仕事と人生に生かすドラッカーの教え_到知2021-3.pdf (462 KB) 第25回仕事と人生に生かすドラッカーの教え_到知2021-3.pdf 第25回 我々にできることは何もありません。「問題を解決しようとしないで、それを切り抜けなさい」です。

第26回 人生から何を得るかを問い、得られたものは自らが投じたものによることを知った時、人は人としての成熟をする。 - 石﨑 則夫 さんが約3年前に追加

  • 「人生から何を得るか」を自問する。ここに天から賜った自分という人格を成熟させる要諦がある。ドラッカー曰く「仕事とは人格の延長である」
  • 「私的な強みは公益となる」
  • 「マネジメントとは、科学であると同時に人間学である。客観的な体系であるとともに、信条と経験の体系がある」
  • 「何らかの作用がなされるとき、その作用を担うものが主体、作用が及ぼされるのが客体」
  • 茶道には主人と客人が一つになるという意味で「主客一体」という考え方がある。
  • 人生のテーマは、「何によって憶えられたいか」
  • 「強み、仕事の仕方、価値観という三つの問題に答えが出さえすれば、うるべき所も明らかになるはずである」
  • 「仕事は人格の延長である」
  • 結局、仕事という「適所」に自分という「適材」を配置する責任者は、自分です。

第27回 基本と原則は、状況に応じて適用すべきものであっても、断じて破棄してはならないものである。 - 石﨑 則夫 さんがほぼ3年前に追加

  • 基本と原則に反するものは、例外なく時を経ず破綻する。
  • 組織は社会における道具である。
  • しかし、人間は、その「歯車を回す」存在であり、「歯車」そのもではありません。
  • 組織という道具を使うのは、組織に属する一人ひとりです。その道具の上手な使い方をマネジメントといいます。
  • 管理職の管理の対象は、人ではなく仕事だということです。
  • 人のマネジメントの問題ではなく、仕事の設計ミスということになります。まさに「歯車」がうまくかみ合っていないのです。仕事という「歯車」を作り、動かすのは人間なのです。
  • 人は、仕事の論理と労働の力学の双方に沿ってマネジメントしなければならない。

続く>>>

第28回 おのれより優れた者に働いてもらう方法を知る男、ここに眠る。 - 石﨑 則夫 さんがほぼ3年前に追加

  • 優れた者とは、独自の強みを発揮している者のことである。
  • リーダーには、人を受け入れる「度量」が必要だということです。
  • 責任(responsibility)の本質は、能力(ability)にある。責任を持って仕事を任せるとは、期待と了解が応答している状態。
  • 責任なきところに自由なし。

第28回仕事と人生に生かすドラッカーの教え「われわれは、学ぶことはあらゆる人間に内在する欲求であることを再認識するにいたった。人とは学びの存在である。」致知2021-7 - 石﨑 則夫 さんがほぼ3年前に追加

  • これからの学びは、末学(まつがく)です。本学と呼ばれる「人間学」を学ぶことです。人は教えによって人となる。
  • 外の世界から始めなさいということです。『目的は何か』『何が大事か』からスタートするということです。道具は同じものを使う。しかし、つくりあげるものは違う。
  • 成果をあげるエグゼクティブの自己開発とは真の人格形成でもある。それは機械的な手法かから姿勢、価値、人格へ、そして作業から使命へと進むべきものである。
  • 自己開発とは、学びを深め、実践することです。

第29回仕事と人生に生かすドラッカーの教え「知りながらも害をなすな」致知2021-8 - 石﨑 則夫 さんが2年以上前に追加

  • 倫理は、どのような行為が正しいかを示します。
  • 真摯さ(Integrity、誠実)を絶対視して、初めてマネジメントの真剣さが示される。それは人事に表れる。リーダーシップが発揮されるのは、真摯さによってである。範となるのも、真摯さによってである。
  • 『動機善也や、私心なかりしか』稲盛和夫氏
  • 『誠実の心は、己に対し、他人に対し、また仕事に対し、物に対して常に己の最善を尽くし、良心に欺いたり、手を省いたりしないものであります』平澤興一日一言
  • 組織づくりは我づくりから。修己治人の原則を胸に人格の涵養に努めたいものです。

第32回仕事と人生に生かすドラッカーの教え「人と話すときは相手が経験的に知っている言葉、つまり大工と話すときは大工の言葉を使え」致知2021-10 - 石﨑 則夫 さんが2年以上前に追加

  • 第一の原理:コミュニケーションとは受けての知覚である。
    • 経験したことのないことは、意味ある音として到達しない。
    • コミュニケーションの主人公は、あくまでも受け手である。
    • 組織内での共通言語化の重要性を教えてくれます。
  • 第二の原理:コミュにてケーションは受け手の期待である。
    • 受け手が情報を意味あるものとして知覚することではじめてコミュニケーションはスタートし(第一の原理)、さらに相手の期待という障害を乗り越えてコミュニケーションは深まる。最後のゴールを示す原理です。
  • 第三の原理:コミュニケーションは、受け手が姿勢や行動を変えることを要求する。
  • 第四の原理:コミュニケーションと情報は別物である。
    • コミュニケーションが行われるには、情報と意味の二つが必要である。(中略)コミュニケーションは確認の作業を必要とする。解釈の能力を必要とする。情報の共有を必要とする。考え方を知っていることが、情報をコミュニケーションに転換する触媒となる。
    • コミュニケーションは、人と人を繋ぐパイプラインのようなものです。そして、そのパイプラインの長さや太さは、すべて異なります。その差は、共通体験の質と量の違いです。
    • コミュニケーションの本質は、情報ではなく意味を伝える事である。

第33回仕事と人生に生かすドラッカーの教え「自己実現の動機を外側から与えることはできない。動機は内側から来なければならない。致知2021-11 - 石﨑 則夫 さんが2年以上前に追加

現代社会のニーズ、すなわち
  1. 個人からの貢献を得るという組織のニーズ
  2. 自らの目的達成のための道具として組織を使うという個人のニーズ
    を調和させる

成果、貢献、責任こそ、動機付けの最たるものである。
成果とは、顧客における望ましい変化のことです。
・・・・・・・・・・・・・・・・
鈍刀(どんとう)をいくら磨いても
無駄なことだというが
何もそんなことばに
耳を貸す必要はない
せっせと磨くのだ
刀は光らないかも知れないが
磨く本人が変わってくる
つまり刀がすまぬすまぬと言いながら
磨く本人を
光るものにしてくれるのだ
そこが甚深微妙(じんじんみみょう)の世界だ
だからせっせと磨くのだ
『坂村真民 一日一言』 より
・・・・・・・・・・・・・・・・

「甚深微妙(じんじんみみょう)」
「甚深」は、はなはだ深いこと
「微妙(みみょう)」は、「微」は、極めて細かいさま。物事の奥底、極めて細かいところまで観察したとき、そこに大切なこと(「妙」)が見えてきます。

第35回 リーダーをつくりあげるものは仕事である。リーダーとは仕事を通じて自らをつくりあげるものである。 - 石﨑 則夫 さんが2年以上前に追加

マネジメントとは、模範となることによって行うものである。
マネジメントとは、科学であると同時に人間学である。客観的な体系であるとともに、信条と経験の体系である。

第36回 貢献に焦点を合わせるということは人財を育成するということである。 - 石﨑 則夫 さんが約2年前に追加

この地域の拠り所をつくっている。
成果とは、顧客に起こるよき変化のことである。
才能を私物化してはならない。
貢献という give は、自己成長という take、いや gift をもたらす。
利他の心から貢献を問うこと、自己開発の本質は心のレベルを高めることにある。

第37回仕事と人生に生かすドラッカーの教え「組織は人間からなるものであるがゆえに、完全を期することは不可能である。」致知2022-4 - 石﨑 則夫 さんが約2年前に追加

  • 人間は、欲望、関心や目的に応じて価値を見出し、行動する。
  • 個人からの貢献という組織のニーズと、自らの目的の達成のための道具として組織をつかうという個人のニーズを調和させることができる。
  • 何も得ることのないボランティアが長く働いてくれることなどありえない。金銭的な報酬を得ていないからこそ、仕事そのものから多くを得なければならない。
  • われわれは、組織が一人ひとりの人間に対して位置と役割を与える事を当然のこととしなければならない。同時に、組織をもって自己実現と成長の機会とすることを当然のこととしなければならない。
  • 彼の人生は自己開発には二つの意味があることを教えていた。一つは貢献のための能力の向上だった。貢献のための能力の向上とは、自らの強みを伸ばし、スキルを加え、仕事に使うことである。
  • 組織に働く者が成長するとき、組織は更に多くを成し遂げる。
  • 真の貢献を行う者とは、組織のミッションそのものを成長させる者のことである。
  • 強みによって組織に貢献し、仕事をとおして能力を磨き、人間力を高めるとうことです。
  • 企業が売っていると考えているものを顧客が買っていることは稀である。顧客は満足を買っている。しかし誰も、顧客満足そのものを生産したり供給したりはできない。満足を得る為の手段をつくって引き渡せるにすぎない。
  • 我々の顧客は誰か?顧客にとっての価値は何か?
  • 組織ではなく顧客に仕える。組織はそのための道具だからです。
  • 上求菩提、下化衆生
    • 上求菩提:どこまでもじぶんという人間を向上させていくこと。
    • 下化衆生:自分をもって人の為に尽くしていくこと。

第39回仕事と人生に生かすドラッカーの教え「知識は人の中にある。」致知2022-6 - 石﨑 則夫 さんがほぼ2年前に追加

知識は人の中にある。人が教え学ぶものである。人が正しく、或いは間違って使うものである。それゆえに、知識社会への意向とは、人が中心になることに外ならない。
  • 組織は社会的な道具である。
  • 利益は存続の条件に過ぎない。主役は成果である。
  • 成果とは、顧客に起こるプラスの変かである。
  • マネジメントの対象は、人ではなく知識です。
  • 組織には、その組織の使命、精神、仕事、成果について責任を持つ人間が必要である。楽譜によって式を執る指揮者が必要である。
  • 知識社会に於けるマネジメントの仕事は、指揮命令ではない。方向づけである。
  • 選んだ結果にはプロとしての責任が伴います。組織の歯車ではなく、組織という道具を自ら使ったとき、そのことは実現します。
  • 知識 => 見識 => 胆識
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