【令和2年5月8日】積小為大、成功のコツは2つ「〇ツx2」
「月見れば、同じ国なり、山こそば、君があたりを、隔(へだ)てたりけれ 」大伴池主(萬葉集)
望月を見ながら、君=コロナ禍(か)が人々を隔てていることを憂いながらも、
小生の小脳に刻み込まれた思考回路から自動的に引き出されるのは、毎度以下の格言です。
「禍福は糾える縄の如し」
「人間万事塞翁が馬」
756の本日は、六白金性・辛亥(かのとい)・先勝の三隣亡です。
辛(七赤金性・酉・陰):植物の成長過程で言えば、実が損傷なく無事に地上に落下する。
環境の変化を象徴しています。新(あたらし)と同語で、生命が新しい段階へシフトするので、
辛(つら)いながらも、新たな人生を築くことを教えてくれています。
亥(一白水性・癸・陰):亥は閡(がい・とじる)を表す。
物事の中心、核に通じ、愛と智慧(志)を抱き、時機到来を待つ意味です。
六白金性(乾為天・創造性とリーダーシップ・陽):慢心・プライド・遣(や)り過ぎに注意しながらも、
天に従い、人格を磨き、人・自分を幸せにする核心となり、創造的な事業を
旭日昇天(破竹の勢い)で行うなら願いは叶います。
「天行は健なり、君子以て自彊して息まず(天行健、君子以自彊不息)」『易経』
天の運行というものは健やかで、一刻も休止することなく順序よく正しく進んでいる。
同様に人の上に立つ責任者はこのように、自分のなすべきことを努めてやむことなく励まなければならない。
「易の三義(変易、不易、簡易) 」に集約されます。
太極は万物の根源であり、ここから陰陽の二元が生じます。
「窮(きわ)まれば変じ、変ずれば通じ、通ずれば久し」と云い、極限から開放(簡易)、
そして動(変易)、さらに動が極まりて静(不易)へと常に巡ることを示しています。
- 「変易」:かわるものが更にかわる。あらゆる事物は常に創造変化であるということ。
- 「不易」:かわるものだがかわらない。万物の創造変化には必ず一定の理、法則性、根源が存在するということ。
- 「簡易」:かわるものがらくにかわる。その変化と一定の理を明らかにすれば変易へと導くことができるということ。
新たなステージに上るとは、急激な環境変化(変易)を意味します。
様々な困難が待ち受けているのは当たり前(不易)であると認識し、
愛と智慧(志)を抱き、核となり時機到来(簡易)を待ちましょう。
歴史は、人氣・景氣・大氣の機微(わずかな氣の変化)を察して、singular point(特異点)で
事を起こす以外に大事業が達成できないことを教えてくれています。
江戸無血開城の立役者勝海舟先生。
二宮尊徳翁は、桜町(現、栃木県真岡市)へ移住10年の後、地元民に報徳思想が広がりました。
稲盛和夫先生は、2兆円超の負債を抱えたJALを、2年足らずで負債を返済し立て直しました。
彼ら六白金性の偉人に共通しているのは、禅(冥想)、武道、學問(四書五経)を日常の日課にしていたことです。
将来(「まさにくる」との意味です)の(物質化される)出来事の大本は、
意識であり光・波動として放たれます。物質化される前の光・波動を感じるには、
日々の鍛錬の積み重ね以外に方法が無いことを偉人たちは教えてくれています。
積小為大、そして成功のコツは2つ「コツコツ」
頓首