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養生 #162
完了炭素循環農法に基づく、土づくり @ (3)
説明
作業¶
- 草鋤き込み => ウッドチップ撒き => 廃菌床撒き => 黒マルチで密封
- 積算温度900°に達するまで続けると。この時期、地温 20°とすると、45日間。
考察¶
現代農業別冊 を参考に、今回の安倍さんのアプローチを纏めてみました。- 雑草を鋤き込みし、ウッドチップ(カタイ有機物)の上に、これを餌とするマッシュルーム堆肥(廃菌床・やわカタイ有機物)を表面・表層施用し土ごと発酵を実施。C/N比40を境にこれ以下ならバクテリア(細菌類)が、これ以上ならキノコ菌などの糸状菌が主に働くと考える。糸状菌は、いったん縄張りを確保し有機物(カタイ有機物)をガードしてからゆっくり分解する性質をもっているので、一度に大量のチッソ飢餓を起こさない。逆にC/N比が低い有機物は、バクテリアによる急速な分解の為にチッソを一度に必要とするのでチッソ飢餓を招く原因になる。スターター的な役割を果たす糸状菌(特にキノコ菌)がねばねばの菌糸を盛んに分泌し、土の団粒化を大いに助けてくれる。菌力をアップするには、カタイ有機物にやわらかい有機物を適量混ぜて、食の分解を補うような使い方が良いだろう。
- 土ごと発酵の効果を上げるには、土の水分条件(2週間は雨に当てない他)、施用する有機物のC/N比の条件などが重要と考えられている。
- 因みに、廃菌床は水を加えると発酵が進んで直ぐに熱を出すので、温床にもつ使える。p93
- 納豆菌が分泌するセルロース分解酵素が糸状菌の細胞膜を分解するとは、小祝政明先生談。
- 表面・表層施用
- 表面近くの通気性を良くし、微生物が増え、作物の生育に害をなすことはあまりない。寧ろ、有機物を分解しながら、作物の生育にとって有効な有機酸やアミノ酸、ビタミンなどを生み出してくれる。表層で働く微生物が出す二酸化炭素(炭酸ガス)は、作物の光合成を活発にするのにも役立つ。
- 黒マルチ
- 黒マルチを使用したのは、土ごと発酵の効果とスピードを上げる為。何故、黒なのか?保温・高温を保ちながら、雑草を生えさせたくない為。
- マルチの種類とメリットデメリット&使い分けについて【黒マルチ、白マルチ、透明マルチ、生分解性マルチ】
備考¶
作業時間- 初日、黒マルチで密封までの1時間。
- 諸対応に1時間。
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