神谷成章さんオンライン講演会
メモ・ノート
2020/09/14
2020.10.12¶
- 2030~2035年に70%の日本人がいなくなる。との発言でしたが、小生も同感で、割合に多少違いがあるだけです。可能なら、情報源を教えて下さい。又は直感でしょうか?
- ケイ酸とソマチットの関係をご存じでしたらご教授下さい。
- 製造プラントの見取り図は、以下と考えて宜しいでしょうか?
- 特許情報プラットフォーム より
【0016】また、好光性/好熱性の微生物群とは、好光性/好熱性の双方を備えている微生物の一群をいう。
【0017】ここで、好熱性細菌とは、「生育至適温度が、50~105℃で、30℃以下の温度ではほとんど増殖しない細菌の総称。
【0018】該「ケイエヌ菌」は、好塩性も有している。
【0019】「ケイエヌ菌」群は、本発明者らが、下記の如く、日本各地から採取した種菌(微生物種)を工場で40年以上、培養・安定化させた一連の微生物群である。
【0024】主として太陽光線の光で反応し、好気性・嫌気性のどちらの状態でも活動する。
上記から、以下と考えて宜しでしょうか?
「ケイエヌ菌」群(又は、単にケイエヌ菌) = 好光性/好熱性 + 好塩性
書籍では、好熱菌、キラ菌と見かけますが、KN菌のことでしょうか? - キラーエースやキラグリーンS等のカーボン資材には、「KN菌」が残存、しかも元菌として入れた量以上に増殖していますか?増殖して居た場合、どれ程(2x, 100x ...)かご存じでしたら教授願います。
- 残存しているとすると、袋の商品ラベル、原料等からKN菌の有無を読み取れるのでしょうか?
又、どの商品にKN菌が残存しているでしょうか? - カーボン液は、製造工程の抽出物で、水分の発酵液=カーボン液(若葉1&2号)、pH3ほどの酵素との説明をいただきました。
カーボン液に「KN菌」が入っているのでしょうか?
入っているとすると、割合は少ないと思いますが、どれ程でしょうか?
何か、数値%含有や、〇〇に比べて〇%多いなど提示いただければ幸いです。 - 【0017】ここで、好熱性細菌とは、「生育至適温度が、50~105℃で、30℃以下の温度ではほとんど増殖しない細菌の総称。通常の細菌は中性温(mesophilic)、すなわち生育の至適温度が25~40℃であり、50℃以上では一般に生育し難い。
ここでは、好熱性細菌と限定されていますが、製造過程で混入されたKN菌が、キラーエースやキラグリーンS等のカーボン資材に残存しているとします。
「KN菌」群 = 好光性/好熱性 + 好塩性であった場合、カーボン資材を土壌に投入、土中温度が30℃以上にならなくても、太陽光等の光が当たればKN菌は増殖すると考えて宜しいでしょうか?
但し、土中で太陽光が当たらない、且つ温度が30℃未満の場合は増殖しないと考えて宜しいでしょうか? - 土壌温度が、例えば0~22℃とし、光が届かない土中とします。この場合、増殖はしないが、減ることも無いと考えて宜しいでしょうか?
寒すぎると、KN菌は冬眠(不活性?)状態になるのでしょうか? - 光源は、太陽光がベストだと思いますが、貴社プラントでは、太陽光以外を使っていますか?
太陽光以外で試されたことはありますか?
試された場合の結果は? - 3年くらい残っているイメージと聞き及びましたが、
KN菌が減少する土壌環境(於有機栽培圃場)や条件を教えてください。
流土する環境では無い、閉じた圃場の場合でお願いします。
温度、湿度、pH等々
e.g.
乾燥した際、風で飛ばされていく。
●●に食べられる?
日光や光源が〇日無かった場合、徐々に死滅する?
〇℃以下の環境が〇日続く場合、徐々に死滅する?
〇℃以下で且つ曇りが〇日続く場合、徐々に死滅する?
〇℃以下で且つ雨が〇日続く場合、徐々に死滅する? - KN菌は、米ぬかで増殖できると前回聞き及びましたが、あくまでも30℃以上の温度と光源、適切な水分量(DRY?)、そして光源が必要という理解で宜しいでしょうか?
又、日光が届かない土中に存在するKN菌を増やす方法を教えてください。
やはり、日光が届く表面に持ってくる必要があるのでしょうか? - 上記に類似していますが。
土中のKN菌を増やすベストの条件・方法をご教授ください。
e.g. 生息環境が30℃以上、湿度はDRYで日照り続きの条件下で、若葉2号を週1で散布し、攪拌する。これを〇回以上行う。雨が降る場合は、マルチ等で養生する。
光が届く表面に持ってくる必要があるのでしょうか? - 「ケイエヌ菌」群 = 好光性/好熱性
両方の特性を備えているとした場合、
例えば、生息環境が15℃以下でも、太陽光が若干でも届けば増殖するのでしょうか?
反対に、30℃以上だが、太陽光が全く当たらない環境でも増殖するのでしょうか? - 「マイナスをくっつける」とは、つまり「酵素のことである」と前回お話しがありました。
可能なら補足説明願います。
小生的には、マイナスの話になると、マイナスイオンを想像してしまいます。 - 【0025】有機廃棄物の水分(湿量含量基準)が70wt%以下(望ましくは45~65%)、温度40~100℃(望ましくは50~70℃)において、太陽光線があれば増殖して、有機廃棄物の発酵・分解を促進させる。
40℃以上で且つ太陽光線が無いと増殖しないのでしょうか?
又は、40℃未満でも太陽光線があれば、徐々にではあるが増殖するのでしょうか? - 好熱菌が始原菌と大下氏の著書に見つけました。
確かに、原始の地球がマグマに覆われていたということからうなづけます。
そこで、圃場環境を一からつくり始めるなら、焼き畑から始めるのが自然の摂理と理解できます。
もし焼き畑をやらずに、人為的に一から始めるなら、KN菌を最初に入れるのが理に適うと思いますが、如何でしょうか? - 若葉2号を葉面散布すると、作物が電子放射をして虫を殺すと著書にありますが、
詳しいメカニズムをご教授下さい。
又、若葉2号の撒布有無に関わらず、健康に育った作物なら、本来保持している免疫力の一つと考えて宜しいでしょうか? - 耕盤層を壊してくれると聞き及びましたが、KN菌の振動と熱によるものでしょうか?
それとも、KN菌に触発された常在菌も共鳴し、これらが共に耕盤層に浸食していくのでしょうか? - 耕盤層を壊すことを目的とした場合は、ケイエヌ菌を含むカーボン資材のみで良いでしょうか?
- KN菌が好光性であるとすると、時間と共に地中から表面に世代を代えて向かっていくことになるでしょうか?
耕盤層を壊すことが目的であった場合、表面より耕盤層に近い場所に入れるのが理想と思いますが、好光性であることから、下では無く、上に向かっていく気がするのですが。
大下先生の本には、360℃全方向に広がるとの記載がありました。
講演サマリー¶
- 条撒き・点撒きなら、条撒きを薦める。点撒きは、隙間が出来やすく、雑草が生えやすい。
- 肥料は直ぐに与えず、成長後、追肥を薦める。
- サツマイモは、VEに優れ、2か月(16℃、湿度90%)貯蔵すると糖度が25度になる。
- 有機農業者を育てるには、3年かかる。我流では無理で、技術・感覚が必要。兎に角、天候に左右される。
- 兎に角、市場のものは不味い。トマトは糖度10度にしないと。市場のものは4~5度程度。それじゃ、売れないよ!
- 農産物だけが、栄養成分を表記していない。今後は、栄養価を表記するようにしていきたい。
- 元来、キノコは楢の原木を使用するが、今はおがくずで製造している。
- ショウガは体温をコントロールしてくれる。フザリウムなどの菌は、生姜で殺せる。
- リン酸はアルカリ。リン過剰はアルカリになる。
- pH5の土壌に、リン酸を加えるのが良い。
- 名古屋東山動植物園の動物の餌は、神谷成章先生監修の団体がつくっている。
- 虫は、硝酸態窒素(硝酸)の匂いで寄ってくる。だから、飲酒した人は蚊に刺されやすい。
- 昭和30年代には、海岸の藻を使って堆肥を作った。今は、海岸には藻ばかりでなく、アサリも小魚も居ない。さあ、誰の仕業だ。^^:
ここから「神谷やすのり」氏による、Q&A回答。¶
- 肥料は、水を撒くことによって利くが、一般的には2か月残る。キュウリ栽培では水を多く与えるので、一ヶ月。当たり前だが、水を撒くと早く肥料成分が抜ける。
- カーボン資材は、ph5程度で、どれだけ入れても問題無し。材料が、一般的なカーボン資材とは違うので、他社製品のものと同時使用も問題無いだろう。籾殻を原材料として使用も検討したが、数値が出なかったので、原材料に籾殻は使用していない。
- 馬糞は良いが、EC(塩類濃度)が高いので、硝酸態が出やすい。馬糞のみならず、切り返しを行いながら水分調整を行い、一年寝かせることを薦める。
- p208は、PKに特化した資材で、競合が無いと思う。鶏糞を原材料に使っているが、原材料の鶏糞を焼却してNをゼロにしている。
- 糖度を出すには、p208をお薦め。キラエースに比べ20%多い
- 虫対策は、ネットに液肥をお薦め。
- 苗木を植える場合は、キラエースを0.5Kg/㎡入れる。
ここから、小生の上記質問に対して(一部割愛します__m(..)m__)¶
- やすのり氏は、ソマチットは農業には難しいと考えている。又、ソマチットは、ケイ素の中にいるのではと考えている。
- 製造プラントは進化しており、三年前(2017年?)のものが最新で、-イオンをエアーと一緒にブローしている。
- 嫌気性菌は活動しなくなり、好気性菌が活躍するものがカーボン資材である。
- KN菌は、米糠や脂質を入れると3倍くらいに増やせる。
- KN菌は、キラエース、キラグリーンS、吉良有機、KN105に入っている。
- キラエースが一番、KN菌が多い。
- その他が少ないのは、他の有機成分が多い為。
- 若葉2号に、KN菌が入っているかは調べたことは無いが、たぶん。。。間違いなく言えるのは、若葉2号は、KN菌の餌になる。
- KN菌は、30°以下でも増殖する。太陽光が当たってなくても、酸素と餌(米ぬか等)があれば。寒くなると活動しなくなる。冬眠と考えて良い。
- 製造工程で、熱風をかけると 発酵が早くなるので、KN菌が活発になっている証拠である。
- 酸素が無い。餌が無い。有機物が無い土のところに入れると、死ぬのか、不活性になるのか判らない。水が多くて、酸素が無いところでは減少する。死ぬことは無いと考えているが。。。因って、水捌けに注意。
- 30度以上で、太陽光に当たることでKN菌は確実に増える。因って、夏場・夏日がベスト。
- 太陽光殺菌のように、キラエースを攪拌し、水を浸透させ、透明マルチでKN菌を増やせる。KN菌が新たに生まれてくるイメージである。
- どちらかと言えば、温度より光が大事である。
- 若葉2号に限らず、お酢等、酸性のものを散布すれば、虫は寄ってこない。
- 耕盤層を壊すには、例えば、ドリルで深耕して、キラエースを入れるのが良い。
- 現実的な冬の露地栽培は、やはりマルチと併用。
- KN菌は、360度というより、酸素・餌・熱・光等々の条件が良いところから先に広がっていくイメージである。
2020.09.14¶
神谷成章さんより- 害虫のいたずらが、冷えてくると共に、無くなってくる。
- 秋ジャガイモ:この時期が良い。9/15頃。二十日後に芽がでるので、台風にやられない。
- ニンジンは播種が遅いと、甘味が足らなくなる。
- この時期は、大根、白菜、キャベツ、小松菜、ホウレンソウ。
- 虫は匂いでよってくるので、窒素を控える。
- 若葉2号のx100~200希釈液を、10日間隔で与える。
- 葉面散布で酸性にする。
- 本葉が出てきたところで葉面散布でコーティングし、匂いを出さないようにする。
- 若葉2号のx100~200希釈液を、10日間隔で与える。
- 連作すると土壌が変化し、ネコブ線虫が増える。若葉2号等、200g/㎥を与える。
- 寒さで虫が死んでいたが、今は暖かすぎる。
- 土壌が固くなると空気が入りにくくなり、好気性菌が動かなくなる。
- 2030~2035年に70%の日本人がいなくなる。
- 今年キュウリ 40トン/10アールを記録し、世界一。
- 人間はCa、植物はケイ酸で細胞膜を作る。
- ケイ酸は燃えない。
- ケイ酸は消費され易い。
- 根酸(人間で言えば唾液)がないと、ケイ酸は毛細根より吸収されない。
- キュウリには、K、VCが豊富で便秘に良いので、通年で売れるのでは。
- 通常、VE、VCは熱に弱いが、カボチャのものは調理後残る。
- 冬至にカボチャで風邪知らず。
- カボチャは、ロシア・オーストラリア産が多いが、コロナ禍で輸入量が減り、値段が高騰している。
- 米の胚芽にもVEが含まれる。
- 脂肪を分解するのはサトイモ。
- 慣行栽培の椎茸の多くは、原木を使っていない。
Q1.
キラグリーンS、若葉2号を農業従事者に一言で且つ共通言語を以って説明するなら何となるでしょうか?
著書には「好熱菌をベースにしたカーボン顆粒資材」とありますが、一般農民は理解できません。
例えば、以下で如何でしょうか?
「カーボン化された有機物にビタミン・ミネラルが加えられ、これを住処(すみか)とする好熱菌が入った堆肥です。」
「 若葉2号は、その液肥です。」
Q2.
Q1の続きになりますが、どういった効果をもたらすかと説明する場合は?
例えば、以下で如何でしょうか?
「畑に投入されると、好熱菌が(温度15°以上で)活動/振動し、大地を耕してくれる。
これが既存土壌菌の物理性を確保し、活性化を促し、団粒構造化を推進してくれる。」
Q3.
小生が説明に戸惑うのも、製造工程の説明を受けていないからだと思います。
製造工程を詳しく教えて下さい。
Q4.
一般大衆に誤解されることを防ぐため、商品の説明文章が伝わりにくいものとなっていると理解します。
弊社では、エネルギー系資材も使用しており、素粒子、量子力学にも明るいメンバー揃いです。
そこで、この場では、一般大衆の辞書には無い単語を使った説明があればお願いします。
有無に関わらず、神谷先生が本当に言いたい単語を使っての説明があればお願いします。
Q5.
若葉2号は木酢酢のような匂いがするので、「お酢入り?」や「木酢酢ですか?」と聞かれます。
「光合成菌入りの木酢酢のようなものです。」と答えています。
適切でしょうか?適切な説明があればご教授下さい。
Q6.
キラグリーンSに含まれる好熱菌は土中に浸潤、拡散していきますか?
浸潤、拡散するとすると、大凡どのくらいのペースで?
農薬・化学肥料未使用の土壌に撒いた場合、好熱菌の数は増えるのでしょうか?
Q7.
Q6と同じ質問ですが、若葉2号のみでは如何でしょうか?
Q8.
現代農業10月号(今月号)に、キラエースの広告を見かけました。
キラグリーンSではなく、キラエースが現代農業読者層に響くと判断されたのでしょうか?
キラエースの広告にした背景を ご教授下さい 。
Q9.
Q8関連ですが、キラエースの説明が長く、且つ判りにくいです。
端的に特長をご教授下さい 。
又、キラグリーンSに比較して、キラエースの特長的効果をご教授下さい 。
Q10.
カーボンバーグ「絶好調」のみでの使用効果をご教授下さい。
又、キラグリーンS、キラエースと比較した特徴的効果をご教授下さい。
以降、上記質問への答えの纏め
- カーボン資材
- 発酵ぼかしに近い。炭化しているのでカーボン資材と呼んでいる。 炭素化させたぼかし肥料 、 微生物カーボン資材 と言ってよいのでは。
- ぼかしの作り方と似ているが、機械を使っているので安定している。
- 炭化したと言いずらい、本当にガチにやるとアルカリになって、炭になってしまうので。発酵が最初に利いて、炭化した部分は最後に利く。
- 一次工程で、元菌から好熱菌が出来るイメージである。
- 工程
- 原料は、大豆、トウモロコシ、麦を一カ所に集めて混ぜ合わせる。シートを被せて一ヶ月で一次発酵させる。天気の良い日は、シートを広げ水分調整する。
- その後、プラント資設へ移動し、1ヵ月かけて2次発酵・乾燥しカーボン資材化する。
- 天井の高いハウスのようなもので、下からエアー、天上では吸引。
- この間、水分が50 -> 9%になるが、その過程の水分が発酵液=カーボン液(若葉1&2号)でる。pH3程の酵素である。
- 三次発酵:2~3週間かけ、天日干し乾燥し水分を 3~4% にする。
- 商品化:粉砕して袋に詰めて発送。
- カーボン資材の特長
- 団粒化構造の土になる。
- 地温が18~25°で安定する。
- 食味が上がる。
- 種類
- キラーエースは、カーボン資材のみ。若干劣るが。地温が安定する。土作ならこちらで良い。
- キラグリーンSは、キラーエースにケイ酸、有機資材を加えており、一発肥料のイメージ。
- 吉良有機は、キラグリーンSに魚粉・ゴマ等を入れている。化学肥料を使っていた農家向け。
- 絶好調は、吉良商店と忍建材が共に開発・製造している木古材を使ったとてもエコな土壌資材。バークが入っており、粘土質ならこちらをお薦め。土が早く柔らかなくなる。栄養素は求めないように。
- キラグリーン・5号とP208は、カーボン資材が入っていない。
- 神谷先生は、- + と社内で良く話す。
- -をくっつけるとは、つまり酵素のこと。
- 若葉2号は、光合成菌入りとうたっているが計測したわけではない。木酢酢のような匂いがするが、中身は違う。酵素(大豆・小麦・トウモロコシ)である。増殖に糖蜜を使ったり、木酢酢を入れる事もある。
- 好熱菌は土中に浸潤、拡散していきますか?
- 雨が多いと浸潤が早い。キラー有機は、キュウリに一日で水をかけると浸透する。
- 粉砕しているので、即効性がある。
- 300g/㎡
- 3年くらい残っているイメージ。
- 資材を一ヶ月前に入れることを推奨。起こして、空気を入れる。好気性菌を増やす。
- 粘土質の場合、カーボンバークを入れる方が良い。
- p208=リン酸・カリのみで実験した。サツマイモはできるが、キラエースを入れた方が、土がやわらかい。
- 好熱菌は増える。
- 米ぬかで増殖できる。KN菌
- 若葉2号は、好熱菌の餌になる。