マルチング
技術資料
2020/06/06
透明マルチ | 地温上昇効果が最も高い、光を通すため雑草抑制効果はない。夏季は地温が上がりすぎるのでフィルムの上に敷きワラなど工夫する。 |
黒マルチ | 地温上昇効果は透明より劣るが、光を通さないため雑草抑制効果が高い。フィルム自体が熱くなるので葉焼けに注意。 |
- マルチングで得られる効果は、ポリフィルムも敷わらもほとんど同じですが、敷わらならではの利点もあります。
- 敷わらは、ワラ自体が水分を吸収するため、乾燥にも過湿にも強く、湿度が一定に保たれます。また、ワラの隙間に空気があるので、温度が急激に上下しません。さらに、隙間は多様な微生物や昆虫などの住処になって病害虫の被害から守り、最終的には分解して畑の土を豊かにします。
- また、ウリ類など地這い栽培で敷わらマルチを敷いておくと、ツルがワラに巻き付いて、地表に固定されるので雨風にも強くなります。
- 尚、敷わらマルチを利用する場合は、向きは畝と平行に、下の土が見える程度の薄めに敷くようにしましょう。