無肥料栽培を実現する本【大豆プラン】
技術資料
2020/04/15
要旨
- 痩せた土壌に利用されると言われるが、窒素(N)分の少ない土壌という意味であり、リン(P)、カリウム(K)が足りない土壌だと失敗するので、決して痩せた土壌が良いという意味ではない。
- Nの多少は、生えている雑草の色と大きさで判断できる。
- 雑草の色が濃く、葉が大きい雑草が生えている所よりも、葉の緑が薄く、小さい歯を出している草が多い場所が向いている。
- 昔の人は、土手で頻繁に作物を作りました。その条件に合致したイネ科がよく生えている。
- 大豆は、2~3粒で撒く。1粒だと幹が太くなり、実が付きにくくなる。
- 畝は作らず、平畝のまま作る方が良い。
- 撒く前に、20倍程度に薄めたお酢につけると、病気を防ぐことが出来る。
- 筋撒き(条撒)きで、真っ直ぐ一本の線状で撒く。
- 隣の条(畝)との間は80cm以上開ける。
- 重い地上部が倒れやすいので、土寄せを行う。
- 万が一、90cm以上になった場合、成長点をハサミで切り落とし、成長を止めて摘芯を行う。これにより、生殖生長に代わり、豆が付き始める。
- 横に草があると競り合ので、出来る限り刈り取ります。
- 収穫時期になると葉が黄色く落ち始める。落ちない場合は、虫がいたり病気になっているので、葉を人為的に落とすことで、実の熟成を加速させる。