【令和7年5月16日(金)】如何なる場合も、冷静さを保つことを心掛けましょう。
本日は、287(日盤七赤金星)・乙酉(きのととり・おつゆう・干支22番)・仏滅・寝待月・さだん(定)・女宿(27宿)・本暦卯月十九日(4月19日)・カタカムナ暦5月26日です。
乙 | 四緑木性・卯・陰 | 軋(きし)るが語源、万物(植物)の種子が水分、養分を摂取し、固い殻と重い表土をしなやかに伸び進んでいく発芽の力。援助、連絡、信用、バランス。人工木(植木):教養、躾、社会経験など手塩にかけて地道に成長する気質。 |
酉 | 七赤金性・辛・陰 | 綇(ちぢむ・なる)を表す。純粋な心を醇化し人間性を醸し出す。優れた人格の完成。17~19時 |
七赤金性 | 兌為沢(だいたく)・悦・陰 | 「兌」は氣・口・人の会意文字で、1)氣が彷彿する・興奮する、2)祭祀上の祝器、3)人間関係を表します。言葉で人を悦ばし感化するオアシスを目指しましょう。悦、癒し、社交、言葉の感化力。 |
陰揃い、七赤の本日に意識したい特性
(16)静寂:言動を振り返って反省し、冷静に物事を考える。
安岡正篤先生から教わった四字熟語に「自反尽己」があります。
自らに反(かえ)り己を尽くす。
人差し指を自分に向け、己を尽くし、人格を高める努力をせよと解釈しています。
起こる事象全ては全て自らの責任(自責)である。
四書五経は、修己治人の学問であるとも言われています。
己を修めるが故に、人を治める事ができる。
『物に本末あり、事に終始あり。先後するところを知れば、則ち道に近し』大学
本末転倒、逆順では、天の道に背くと理解できます。
自反尽己で己を修める人物が世を治める国は平らか・平穏になる。
その逆の人物が治めれば国乱れる。
人間が集まり、文化文明が興るとも栄枯盛衰、如何ともしがたい命運。
『善く易を為(おさ)むる者は占わず』荀子
「易を知る者は占わず」とも言われますが、歴史は繰り返すことを知れば自明の理ですね。
春夏秋冬、因縁果報。
全てはリズミカルに波形の如く繰り返し、循環する。
弛緩極まれば緊縮が起こり、緊縮極まれば弛緩が起こる。
文明の弛(たる)みはやがて収縮を余儀なくされる。
当たり前の事が有難く感じ、不便さが当たり前になるでしょう。
非日常が日常になり、不安定になります。
宇宙は生成化育の世界であり、陽極まれば陰に振れ、陰極まれば陽に振れる。
全ては、「変化、バランス、安定」の働きの中にある。
宇宙の真理はシンプルであり、恐れは真理に至らぬマインドの叫びである。
合掌