【令和7年5月10日(土)】不運と思えることにも感謝し、前進してまいりましょう。
己 | 二黒土性・丑未・陰 | 紀(すじ・ととのえる)を語源とします。紆余曲折を経て、成長を完成させて実を結実させた象(かたち)です。自己鍛錬、己を反省し学びを深める気質。忍耐、柔軟性、挫(くじ)けない心。谷・盆地:謙虚で堅実に物事を実行し、忍耐強い補佐役的気質。 |
卯 | 四緑木性・乙・陰 | 冒(おおう・さかん)を表す:心身の成長が盛んで、豊かさの中で人生が昇り進んでいく。卯は、茆(かや)を表し、無駄を省く、順路を正すとあります。こうすることで、乙のように、しなやかに伸び進んでいくことが出来ます。「昴(すばる)」は農耕の星とされ、「実り豊か」な様子を想起します。5~7時 |
一白水性 | 上善如水・陰 | どんなに辛い出来事でも乗り越えられる魂を持ち合わせています。マイナス思考に注意しましょう。柔らかさ、交際、忍耐、牽引。 |
陰揃い、一粒万倍日、ひらくの一白の本日に意識したい特性
(11)牽引:陽気で幸運を引き寄せる。
『功の成るは成るの日に於(お)いて成るに非ず。蓋(けだ)し必ず由(よ)って起こる所あり。禍(わざわい)の作(な)るは作るの日に於いて作らず。また必ず由って兆す所あり』管仲論
ものごとが成功するのは成功したその日に成功したのではなく、必ずその原因がある。ものごとが失敗するのは失敗したその日に失敗したのではなく、必ずその前兆がある。
「繁栄の裡(うち)に没落が始まる」、「失敗は成功のもと」との慣用句があります。
全ては因果応報、春夏秋冬の如く循環構造であることは、易経、気学を待たずに古からの真理であります。
陽気だから幸運が引き寄せられ、陰気故に不幸が引き寄せられる。
波長同通、感応道交、同気相求はこの世の真理だと思います。
気の状態、思念、心の置き所次第で引き寄せられるものが各人各様になるようです。
更に、量子力学的に言うならば、人間の肉体は突き詰めれば素粒子の集まりで成り立っています。
素粒子はくっつきやすい性質を持っているため、同じ波動のものが引き寄せられていきます。
不運は、幸運のコートを着てやってくる。
逆もしかり。
「人間万事塞翁が馬」、「禍福は糾える縄の如し」と言います。
凡眼(ぼんがん)、無智では潜象は観えず、現象で踊るポンポコリン。
全ては自責、自分の責任。
現象に翻弄されているのも自分の責任です。
自分で行動を決めたのだから。
『偶然という幸運の女神は、準備された心にのみ降り立つ』パスツール
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『太陽は夜が明けるのを待って昇るのではない。太陽が昇るから夜が明けるのだ。』東井義雄先生
条件が整うのを待ってから仕事を始めるのではない。
自分の心に火をつけるから良い仕事が始まる。
総ての条件が整った上でスタートする仕事など、滅多にありません。
自らの心を燃やすことから全ては始まることを教えてくれています。
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人生心得帖 2022年版より
陽気は幸運を引き寄せ、自ずと繁栄がもたらせる。
『一眼は遠く歴史の彼方に、一眼は脚下の実践に』森信三先生
Good luck
追記
生憎の小雨スタートの本日ではありますが、農士塾は開催されます。^^