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【令和6年3月2日(土)】自分を灯明の明かりとして進みましょう!

石﨑 則夫 さんが約2ヶ月前に追加

本日は、358(日盤八白土星)・乙丑(きのとうし・おつちゅう・干支2番)・仏滅・一粒万倍日・とづ(閉)・尾宿(27宿)・神よし(神吉日)・本暦睦月廿二日(1月22日)です。
四緑木性・卯・陰 軋(きし)るが語源、万物(植物)の種子が水分、養分を摂取し、固い殻と重い表土をしなやかに伸び進んでいく発芽の力。援助、連絡、信用、バランス。人工木(植木):教養、躾、社会経験など手塩にかけて地道に成長する気質。
二黒土性・己・陰 紐(けつ・ひも・からむ)を表す:結びつける力・愛で結合されたものがつながっている状態(縁)。1~3時
八白土性 艮為山・無執着・陽 物事のイノベーションと不動心。物への執着を離れ、精神・靈的世界、目に見えない世界を追求し、不動心をもって Innovation にあたります。信念、改革、不動心、精神力。艮(ごん)は、「もとる」、「逆らう」の意味があります。

八白の本日に活かしたい特性
(10)節:あらゆるものを結びつける力があり、仲介、融合、統一をする働き。

華厳の教えの中に、因陀羅網(いんだらもう)・インドラの網があります。
その無数の結び目一つ一つに珠玉があり、互いに映じあうことから、一切のものが互いに障害とならずに関連しあう。

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その一つの存在は小さな光かもしれないけれども、光を放つ。
そして、その一つ一つが光を放っていけば、一つの光はたとえ小さくとも全体に影響を与えていくのであります。
自分自身はたとえ小さな光でも、光り輝きさえすれば、その光は自然と回り全体へと伝わっていく。
それが因陀羅網の世界です。
一つ一つの光が全体に影響を及ぼし全体の珠に映える。
これが華厳の重々無尽の縁起観です。
この重々無尽に基づいて、一隅を照らすではありませんが、自分の与えられた場所で一所懸命につとめて、ささやかであっても光を放つ。
その光が全体に伝わっていくのであります。
禅は華厳の教えが大きく根本にある。
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円覚寺・華厳世界の具現化を願う寺 より

今の自分があるのは、経糸のご先祖様、横糸の家族・友・多くの見知らぬ人のお陰です。
自分はその結節点であり、やがて自分が未来への経糸となります。
丁度、ロウソクの灯を父母から受け取り、その灯を次世代へ渡していくようなものですね。
父母はこの世に居なくても、受け継いだ灯は自分の灯と一体になって輝く。

自灯明法灯明はご存じでしょうか?
入滅が近くなった釈迦がもし本当に居なくなってしまったら、自分達はどうしたら良いだろうかと思った弟子のアーナンダは釈迦に対して「師が居なくなったら何を頼りにして生きていけば良いのか」と尋ねたその答えが「自灯明法灯明」でした。
他を頼りにすることなく自分を灯明の明かりとして進み、正しい法を灯明の明かりとして進みなさいという教えです。
釈迦(ブッタ)や他人を頼るのではなく、自身と法を灯明とせよ。
つまり、頼るべきは自分自身と、法(仏教の教え)であると。

法灯明に沿って生き、自灯明が輝いていれば、周囲をより大きく照らす事が出来るでしょう。
合掌