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【令和2年9月22日】南無阿弥陀仏

石﨑 則夫 さんが3年以上前に追加

本日は「秋分の日」です。
昼夜の差がほぼ等しく、この日を境に段々と夜が長くなってきます。

日本の伝統(神道系)としては、宮中で 秋季皇霊祭 が行われます。
又、本日は社日(しゃにち) でもあります。
雑節の一つで、産土神(生まれた土地の守護神)を祀る日。春と秋にあり、春のものを春社(しゅんしゃ、はるしゃ)、秋のものを秋社(しゅうしゃ、あきしゃ)ともいう。
古代中国に由来し、「社」とは土地の守護神、土の神を意味します。

仏教的には、お彼岸の中日ですね。

太陽が真東から昇って真西に沈み、
昼と夜の長さがほぼ同じになる日ですが、
お彼岸にお墓参りに行く風習は、この太陽に関係しています。
仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界・あの世を彼岸といい、
その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界・この世を此岸(しがん)といいます。
そして、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、
太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、
彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになりました。

All About オールアバウト暮らし より

彼岸は「パーラミター波羅蜜(はらみつ)」という梵語(ぼんご)の漢音写で「到彼岸(とうひがん)」と訳されます。
「此の迷いの岸(東)である現実の世界から、彼の悟りの岸(西)である仏の世界へ到達する」
という意味でもあります。

(仏説魔訶)般若波羅蜜多(心経)
「摩訶」は、偉大なを意味するサンスクリット語「maha」の音写で、「大・多・勝」とも漢訳され「大いなる、非常の、優れている」という意味です。
つまり 般若波羅蜜多 は、智慧で悟りの世界へ到達する。
この知恵とは、神聖なる魂の記憶を再生し、生命の神秘を解き明かす叡智のことで、想起(Amnesia)であり、天上界(イデア・Idea)の誓い、魂のテーマを思い起すことです。

南無阿弥陀仏(ナム アミダ ブツ)の、阿弥陀仏はアミターバ(Amitābha)、あるいはアミターユス (Amitāyus)です。
英語では、Aを付けて反語になるものが多いですが、梵名のアミターバは「量(はかり)しれない光を持つ者」、アミターユスは「量りしれない寿命を持つ者」の意味で、これを漢訳して・無量光仏、無量寿仏とも言います。

ミターバは限りある光ですが、「ア・A」をつけることで無量寿仏、無限の光(無量光)を手に入れ南無阿弥陀仏となる。
五智如来 でも、西方は、阿弥陀如来。
胎蔵界曼荼羅の中台八葉院 の西も、無量寿如来、つまり阿弥陀如来となります。

浄土宗(浄土真宗)では、専修念仏として「南無阿弥陀仏」と唱えますが、この影響によりこの日に夕日を拝むのは、「西にある浄土に向かって拝むことになる」ということで、大衆に広がったのではないかと推察します。

閑話休題。
本日は、718・八白土星・戊辰(つちのえ たつ・ぼ しん)・先勝・秋分の日・彼岸中日・社日です。

戊(八白土性・辰戌・陽):繁茂・リーダーシップ。

辰(八白土性・戊・陽):震・奮に通じ、戊は繁茂・リーダーシップ。
辰は、十二支の中では最も強い運勢力を持っています。

八白土性(艮為山・無執着・陽):物事のイノベーションと不動心。
物への執着を離れ、精神・霊的世界、目に見えない世界を追求し、不動心をもって Innovation にあたります。
信念、改革、不動心、精神力。

九星気学的にも八白、先祖供養、八百万の神々への感謝の一日にしていきましょう。
感謝